寫真days

旅や街中で撮った写真を掲載していきます。すべての鼓動を、美しく。

X100Tの総評

X100Tを購入してから10日経ってわかったことをつらつら書いていこうと思います。


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  1. FUJIFILMのセンサーは素晴らしい

フジのカメラは一部を除いてX-TRANS COMSというセンサーを搭載しています。
これは他のベイヤー配列のセンサーに比べ、モアレ低減のためのローパスフィルターがいりません。
このため解像感高い描写が可能です。
また色の再現性がWBと合わせて他社より正確なこと、高感度耐性が一段高いです(ノイズリダクションのかけ方は個人的に好きではありません)

  1. レンズの描写

最近のレンズのような解放からバッキバキに写すことはできないです。
F2.0〜F2.8くらいまではソフトフィルターを付けたような描写です。
キレが欲しかったらF4.0くらいまで絞る必要があります。
まあ使いようです

  1. AFは案外早い

フジのAFは遅いと聞いていたのですが私が想像してたよりは早いかな。
こればかりは個人の許容範囲ですので参考程度ですが・・・
ニコンキヤノンのものすごく早いモーターを搭載しているレンズの組み合わせと比較してはいけません。
あくまでデジカメの中でです。

  1. EVFやERFは想像していたのとあまり変わらず

私はもっぱらEVFを使っています。
出来上がった写真とEVFだとEVFのほうが彩度とコントラストが高いです。これはちょっと困ります。
再現性を重視してEVFを使っているので出来上がったのと違うのでは・・・
ERFはあくまで雰囲気のやつかなと思っています。
X100Tで動きモノ撮りませんし、EVFの遅延はあまり気にならないので使うことがほぼありません

  1. ホールディングは良いとはいえない

サムレストも装着して使っていますがこれでも良いとは言えません。このデザインなのでホールディングを良くするほうが難しいと思います。
重量も相まってかならず両手持ちです。GRやX70のようにすっと出して撮るというのは無理です。


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素数は1600万画素ですので大胆なトリミングは厳しいかな。
撮れないものは撮らないという考えで持って行かないと人によっては不満があるでしょう。
そういう人は高倍率ズームが付いてるコンデジか、一眼に高倍率ズームをつけたセットが良いと思います。


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一眼初心者がよくやることに大口径のレンズを開放で撮ってボカしまくりと彩度とコントラストを上げたバッキバキ、ギッラギラの写真、誰でも一度は通る道でしょう。
それとは正反対のフィルムシュミレーション、クラシッククローム
これは被写体を選びますが合うものはとことん合います。
合うものとしては金属製品や自動車などの乗り物や、建築物などの人工物というあまり色彩が豊かではない被写体が合います。逆に合わないものとしては自然風景です。特に緑と赤を写すとくすんだ色になりあまり綺麗ではありません。
そういうものはVelviaが良いです。
PROVIAやASTIAは何にでも使えます。万能です。
今までの中でこのカメラは買ってよかったランキング上位に入ります。
それほど気に入ってます。
こんなこと思ってると、レンズ交換式のXシリーズ欲しくなりますね。


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